【今回のテーマ:プチライバル登場からの学び】
先日、足しげくジムに通っていることはそれとなくアピールしたと思うが、たいてい朝記事を送信し終えた後、30分走っている。
自分の中のクリア地点は3キロ以上、あるいは30分走行のどちらかを達成するというもの。健康管理が目標なのであまり早く走っていないが、10分ぐらいは時速8.5キロから9キロぐらいで走ろう、という感じ。特に自慢にはならないことは承知だが、毎日実行という意思を固めるためにも公言しているというわけだ。
と、毎朝の緩く平和な朝のジョギング。そこに異変が起きた。
大抵、私にとってジムへの道のりは『A+Sひとり反省会』気分であるため、あまり周りを見ていない。今日のはあそこが良かった、ここは甘いな、など考え、次は何にしようという軽い焦りもある。
しかしある日、キラリと光る目がこちらをチラっと見たのに気がついた。
そういえば、この人いつもいるよな。
彼女はすらりと背が高く、美人。当然、そんな女子は走らない。毎日、乗り物系(バイクとかステッパー)やストレッチをしている。美人は汗もかかないようだ。水も持って来ていない。
それから、実に彼女には毎朝会っていることに気がついた。しかもチラ見されることにも気がついた。ある日、少し普段とは違い早く到着すると、いつも先に到着しているお姉さんは、ジムに入るなりチッと舌打ちをした。
その時、ゴングは鳴ったのだ。
それからというもの、お姉さんはほぼ必ず私より先にジム入りし、私より後にジムを去る。私が来たら、必ず『チラ』っと見る。
こっちとしては、『ちんちくりんが精一杯走ってますが、何か?』という気分だ。確かにこの時間確実に来ているメンバーは私たち2人であるため、時々しか来ない他の奴らでは競争相手にならん、というわけか。あるいは、お姉さんはひとりジムが好きなタイプか。
もうこうなったからには、受けて立つしかないという状態だ。見てくれなどでは太刀打ちできない私は、しょうがないから『こいつ、着実なやつだな』と思われるにしている。
とにかく、毎日30分。集中して、着実に走る。
プチライバルの登場だけで、毎日の運動においても自分は何にフォーカスするか決めることを迫られた次第。ちょっとしたプレッシャーだがやる気が出る。明らかにお姉さんにも私がプレッシャーとなり始めている模様。
ちょっとしたことでも目標となれる人やプレッシャーを与えてくれる人を常に意識することが、なかなか自主的にはできない行動パターンのアップデートを促してくれる。この教訓は貴重だ。
ただし、何もプチライバルと全面的に戦うこともない(と惰性からか思う)。逆に、軌道修正というか、自分の強みとか立ち位置を確認していくために活用するという手もあるのだ。
そしてライバルにも敬意を。理由はともかくとして、お姉さんは毎日どれだけ運動しているのだろうか。モデルとか、体で稼ぐ(?)仕事をしているのだろうか?そこまで付き合う気がないので30分でアウトの私だが、理由は何にせよ、私からの対抗意識かと思われるほど確実に毎日運動している彼女もすばらしい。
そういう学びから、最近ではメルマガを新たに複数購読した。同じようにせっせと書いている人がいることを毎日意識することで、惰性と戦い頑張ろうという気になる。そして配信後の小さい成功体験を大げさに祝い、また次へとつなげる。
サンキュー、お姉さん。あなたは私の継続の女神。
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